行方不明になった2歳の子供を、ボランティアの男性が発見した事件の批判の話。

山口県周防大島町で行方不明となった2歳男児を、ボランティア活動をしている男性が発見したというニュースが話題となっていますが、その発見した男性を批判する人たちがいるという話も目にしたと思います。

それも、批判した人を調べてみると、批判のツイートをしたアカウントは鍵のマーク、いわゆるフォローを返してもらわないと見れない状態になっている。そして、アカウントの自己紹介文には、おそらく鍵付きにする前に書いていたであろう「気軽に話してください」という文がまだ残されていたままである。

では、なぜこのようなことになったのか。

行方不明となったニュースが流れた当時、私もそのニュースをテレビで見ていました。
2歳の子供が「帰る」と言ったことに驚きました。帰る家が100m先にあるから自分で帰るという選択肢は、私が2歳のときでは絶対に無理な発言です。親がいないと絶対に帰れません。(笑)
子供を発見したと知ったのはネットでした。私は「見つかってよかった」とほっと一安心でした。
SNSやネットを見れば私と同じように安心する人もいれば、発見した男性を称賛する声もありました。そんな中で見つかったのが、批判です。

内容は「子供に飴玉をあげた」ことについての批判です。
「まだ2歳の子供に飴玉を食べさせたら喉に詰まらせてしまうでしょ!」
とツイートしたそうで、このことが多くの人の目に触れたことがきっかけです。

この批判に関しては賛否両論あります。

実際、3歳の子供に飴玉を食べさせたら喉に詰まって死亡した、という事例があるので間違いではないです。もしかしたら助けた子供もそうなっていたかもしれません。しかし、ならなかったということはボランティアの男性が飴玉をあげたときに、食べ方に何か一言言ったのか、そもそも2歳の子供が飴玉の食べ方を知っていたのか、どちらかの可能性があります。だから喉に詰まらせることはなかった。

そして、批判した人。SNSに投稿していてもしていなくても批判した人はいるでしょう。子供に関することなので、おそらく批判する人の多くは女性、それも育児をしている母。批判といってもSNSでの投稿だったので軽い発言だったはずです。SNSを利用する人は大半そのように考えているのではないでしょうか。

しかし、その投稿が今や賛否両論の議題となって返信の嵐。私だったらこう思います。
「どうしてこんなに広がってしまったのだろうか」と。

SNSは多くの人に見られるものです。それも企業や芸能人も見ています。よく愚痴の投稿を見かけますが、とてもじゃないですがおすすめできません。確かに自分の中に閉じ込めてしまうのはよくありませんが、だからといってSNSで投稿して広めようとするのも変な話です。
(まあ、この記事を書いている私も変といえば変なのですが(笑))

言葉というのは恐ろしいものです。常日頃から気を付けようとしても、つい間違った解釈を生む発言をしてしまう。英語であれば身振り手振りや表情でごまかせそうですが、日本語はそうはいきません。似たような言葉でも意味合いが変わってくる言葉もあります。

だからこそ、私はいつも言葉には注意して使っています。
皆さんもぜひ、SNSを利用する際は発言に注意してください。